ゴミ収集とは？求人の特徴や転職に役立つ免許やゴミ収集ドライバーの仕事内容を徹底解説

ゴミ収集の仕事と聞くと、ゴミを回収する業務をイメージされる方が多いかもしれません。
ですが、回収業務以外にも、いろいろな業務に携わっているのがゴミ収集の仕事です。
ここでは、ゴミ収集の仕事内容について詳しくご紹介します。

【ゴミの収集と運搬】
決められたルートに従って、各エリアに置かれたゴミを回収し、市町村ごとの処理場へ運搬する仕事です。
ゴミ収集の仕事でとくにイメージしやすい業務内容と言えます。
ゴミの収集と運搬では、分別がきちんと行われているかもチェックします。
最近のゴミ袋は半透明や透明の色味のタイプが主流です。
そのため、回収時に分別されていないものが混入している場合、回収しない流れになっています。
燃えるゴミの日のゴミ袋にスプレー缶やガラス類が混入しているケースなどが当てはまります。
スプレー缶は火災や爆発の原因に、またガラス類はけがにつながる危険性があるため十分な確認が必要です。

【収集車の清掃】
ゴミ収集と運搬を行なったあとは、パッカー車という収集車の清掃を実施します。
ゴミ収集後は匂いや汚れが強いため、そのままにしておくと衛生環境が悪化してしまうためです。
ゴミを投入する内側部分だけでなく、外側の水洗いも行います。
手作業で水洗いする場合がありますが、自動洗車機の導入も増えてきているのが現状です。
自動洗車機の導入で、ゴミ収集作業員の身体的負担が軽減できます。
パッカー車の保有台数が多いほどに、自動洗車機を取り入れている傾向にあります。

【業務日報の作成と提出】
すべての業務が完了した後は、業務日報の作成と提出を行います。
業務日報とは、その日に実施した業務内容や作業時間などを記載する活動報告書です。

・基本項目：収集日時、作業時間、作業員名、天候、走行距離、出帰時間など
・搬入状況：ゴミ収集量、運搬した施設や作業エリアの名称など

上記に加え、クレームや収集忘れなどがあった場合も、改善点を含め記載することがあります。

肉体労働が多くきついイメージのあるゴミ収集の仕事ですが、メリットもいくつかあります。
ここでは、ゴミ収集の仕事をする上でのメリットについてご紹介します。

【生活習慣を整えられる】
ゴミ収集は、身体を動かす作業で出勤時間も早いため、生活習慣を整えられる傾向にあります。
8時頃からの業務開始が多く、出勤前の準備や移動などを考慮すると、7時頃に出社するケースがほとんどです。
8〜9時頃に出社する一般企業よりは比較的朝の早い仕事と言えるでしょう。
朝が苦手な方は苦痛に感じる場合があるかもしれませんが、早起きして身体を動かせるため、生活習慣の改善につながります。

【自由な時間を作りやすい】
ゴミ収集の仕事は残業がほとんどないため、自由な時間を作りやすいと言えます。
また、朝が早い分、業務終了時刻が早い傾向にあります。
勤務先や回収エリアによって違いはありますが、早い場合は15時に、遅くても17時までには退勤できるケースがほとんどです。

【未経験でも就業可能】
ゴミ収集作業員は、学歴や経験不問で就業が可能です。
未経験の場合には、研修期間があり先輩作業員が同乗して一緒に作業できます。
そのため、未経験で仕事内容がわからないと不安に感じることはあまりありません。
業務内容自体シンプルなため、学力が問われることがなく安心です。
どなたでもチャレンジできる職種なので、興味のある方は求人に応募してみるのはいかがでしょうか。

ゴミ収集の転職求人を探す

ゴミ収集の求人に応募する場合に必要な資格は、3トン車までの運転が可能なMTの準中型免許になります。
ゴミ収集車は2トントラックを基本設計にしたものが多く、普通免許は2トン車の運転が行えないためです。
ゴミ収集車はほとんどがMT車です。
AT車も増えてきていますがすべてのゴミ収集車がAT対応とは限らないため、MTの準中型免許以上の取得がおすすめです。
一方で、ゴミ収集車の中には5トン以上の大型車両を扱うケースがあります。
11トン未満であれば中型、11トン以上の場合は大型免許が必要です。
転職希望先のゴミ収集車の車両総重量はどの程度なのか、事前に把握しておくと転職がスムーズに進むでしょう。