スタートアップ企業の定義とは|ベンチャーとの違いや転職のメリット・デメリット
スタートアップ企業の定義とは|ベンチャーとの違いや転職のメリット・デメリット
ベンチャー企業とあわせてよく聞く言葉として、スタートアップ企業があります。
近年多くのスタートアップ企業が誕生しており、その中には大企業にも匹敵する知名度やブランド力を誇る企業もみられます。
しかし、そもそもスタートアップ企業の定義はなんなのか、ベンチャーとの違いはどこにあるかなど気になる点も多いでしょう。
今回はスタートアップ企業の定義を踏まえて、ベンチャーとの違いやスタートアップ企業の特徴などを詳しくご紹介します。
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スタートアップ企業とは|定義・意味を簡単に解説
スタートアップはIT企業の集中地帯アメリカ・シリコンバレーで使われ始めた言葉で、元々は「新しく設立されたばかりの企業」を意味するワードでした。
現在もスタートアップ企業に明確な定義はありませんが、一般的に革新的なアイデアで短期的に成長する創業2〜3年の企業をスタートアップと指します。
また経済産業省中国経済産業局の資料内では、スタートアップの特徴についても下記のように記載があります。
▼スタートアップ3つの特徴
特徴1:成長スピードが速い
特徴2:ビジネスに斬新性があり、イノベーション、社会貢献を意識している
特徴3:出口戦略(イグジット)を検討している
スタートアップ企業とベンチャー企業の違い
スタートアップ企業とベンチャー企業は同義とされることもありますが、厳密には下記ポイントに違いがあります。
【ビジネスモデルの違い】
ベンチャーは革新的な事業を進める企業もある一方、既存のビジネスモデルをベースにする企業もある点が特徴です。
一方で、スタートアップ企業は、全く新しいビジネスモデルを創り出す企業を指します。
若く勢いがあるだけでなく、これまで世の中になかったインパクトのある革新的なビジネスモデルを構築しているかがポイントです。
【収益性の違い】
前述したスタートアップの特徴にもあるように、スタートアップは出口戦略を検討します。
出口戦略とは、できるだけ損失を最小限にして撤退するための戦略のことです。
ここでいう撤退は、株式公開や株式譲渡、買収なども含まれます。
飛躍的な成長を目指しつつ、黒字以降も資金調達を実施して企業価値を高めてからイグジットに持っていく傾向にあります。
一方でベンチャー企業は、中長期的に着実な右肩上がりの黒字化を目指して経営する点が特徴です。
【設定目標の違い】
スタートアップ企業、はベンチャー企業よりも短期間での急成長を目標としている点が特徴です。
中長期的なスパンで成果を目指すベンチャー企業とは異なり、明確な目標のもと短期間での目標達成を重視して事業を進めていきます。
そのためベンチャー企業よりも、スピード感がある環境が特徴です。
スタートアップ企業に転職するメリット・デメリット
【スタートアップに転職するメリット】
・企業の成長過程が見られる
・経営者視点で仕事に取り組める
・個人の裁量が大きく、幅広い仕事に携われる
・独立、起業の良い経験になる
成長スピードの速いスタートアップ企業では、事業成功のために1人ひとりが経営に大きく関わることになります。
自分が会社を動かしていることが実感できる点は、スタートアップ企業ならではの魅力です。
それゆえに経営者視点で仕事に取り組め、将来的な独立・起業に必要なスキル・経験が培われます。
【スタートアップに転職するデメリット】
・安定していない
・給与面や待遇面は良くない
・ハードワークになりやすい
スタートアップでの事業は必ずしも成功するとは限らず、安定し難い点は最大のデメリットです。
また転職の際、給与アップは基本的に難しく、特に大企業から転職した場合には福利厚生などの待遇面や組織が整備されていない点で大きくギャップを感じるでしょう。
さらに少数精鋭で会社を回している企業が多いため、1人あたりの業務量が多くハードワークになりやすい点もデメリットの1つです。
よくある質問
- 大手企業からスタートアップ企業への転職は可能ですか?
- 大手企業からスタートアップ起業への転職は可能です。
大手企業では数年〜数十年かかるポジションでもスタートアップなら若いうちに経験できる、終身雇用の崩壊で大手の魅力である安泰には期待できないなどの理由から、スタートアップ企業へ転職する方も珍しくありません。
しかしスタートアップ企業への転職は多くの選択肢の1つであるため、「スタートアップ企業でなければいけない理由」が重要です。
そのためメリット、デメリットも含めて慎重に考えることがポイントです。 - スタートアップ企業は激務って本当ですか?
- 創業から間もないスタートアップ企業ほど、激務になりがちです。
なぜなら調達した資金を使って早期に顧客を獲得しなければならず、そこに多くの人件費を割けないからです。
そのため、1人ひとりの業務量が多くなり、かつ業務の仕組み化・マニュアル化も十分でない点でもより時間もかかってしまいます。
従業員が100人を超えてくると徐々に業務量が少なくなる傾向にありますが、基本的にスタートアップ企業では激務でも楽しんで働ける人が向いています。
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スタートアップ企業に向いている人
一般企業とは異なる点も多いスタートアップ企業は、向き・不向きも大きく関係してきます。
以下のような方は、スタートアップ企業に向いているといえます。
・変化や刺激を求める
・積極的かつ自主的に仕事に取り組める
・新しいことに柔軟に対応でき、挑戦できる
・将来独立や企業を目標といている
短期間で事業成長を目指すスタートアップ企業は、突如として事業戦略や業務の進め方などが変わることもあります。
変化に適応できるだけでなく、楽しいと感じられる人はスタートアップ企業に向いています。
また手探り状態で仕事を進めていくことになるため、指示がなくとも積極的かつ自主的に仕事に取り組む力が求められます。 -
スタートアップ企業の転職に失敗しないためには
スタートアップ企業の転職に失敗しないためには、スタートアップの魅力やメリットばかりに着目するのではなく、リスクやデメリットについても理解した上で決断することが大切です。
あわせて、ご自身がスタートアップ企業に求められる人物像に合っているか、スタートアップ企業で働く適性があるかも考えてみてください。
またひとくちにスタートアップ企業といっても、その規模や事業フェーズ、経営状況や成長性はさまざまです。
スタートアップ企業に転職するリスクを最大限抑えるためにも、志望先の将来性や成長性、経営状況などの情報収集を徹底することが重要です。
加えて、社風や労働環境などを社員やOBに直接聞いたり、経営者が登壇しているセミナーや交流会に足を運んで経営者の考えを知ることも良い判断材料となります。
そして、なぜスタートアップ企業に転職したいのかを明確にすることも不可欠です。
まずはスタートアップ企業を知ること、そしてご自身の適性や転職の目的を明確にした上で転職活動に臨みましょう。
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