【就活の履歴書マニュアル】履歴書や封筒の書き方などを詳しく解説

まずは、就活の履歴書・封筒の選び方についてご紹介します。

【就活の履歴書は一般用または大学指定】
就活で使用する履歴書は、一般用または大学指定のものです。
一般用履歴書は自己PR欄の項目が多いため、就活用に最適です。
大学指定の履歴書がある場合、そちらを使ってください。
就活用に作られているため、一般用よりもアピールに特化しています。

【履歴書はどこで買う？】
一般用履歴書はコンビニやホームセンター、文具店や100円ショプで購入できます。
購入場所に関係なく、履歴書は正式な書類として扱われます。
また、大学指定の履歴書は大学の購買部やキャリアセンターで販売していることが一般的です。
履歴書は書き損じが発生することを想定して、必要枚数より多めに用意しておきましょう。

【封筒の選び方】
封筒はA4サイズの履歴書を折らずに入れることができる「角2号」または「角形A4」の白色を選びましょう。
茶封筒は事務的用途が強いため、履歴書のような正式な書類を提出する時には適しません。

就活では、履歴書がマナーに沿って書かれているかもチェックされます。
社会人としての常識が問われる点でもあるため、下記マナーに沿って履歴書を作成しましょう。

【手書きの場合は黒ボールペンで書く】
手書きで履歴書を作成する場合、必ず黒ボールペンを使用しましょう。
消せるボールペンや鉛筆、黒以外の色のペンを使用することはNGです。
書き損じを出さないためにも、まずは薄く下書きすることがおすすめです。
清書後、インクが乾いたら下書きを消すことを忘れないよう気をつけましょう。

【修正・誤字脱字はNG】
履歴書のような正式な書類には、基本的に修正液や修正テープの使用は厳禁です。
そのため、修正が必要な際ははじめから書き直す必要があります。
そうならないためにも、手書き作成では下書きが必須です。
また、誤字脱字も確認不足でマイナスな印象を与えてしまうため、必ず提出前はダブルチェックしましょう。

【読みやすさ重視】
履歴書は採用担当者が最初に目にするため、第一印象に直結するものです。
読みにくい履歴書ですと、意欲が低いがゆえに雑に書いているのでは、と思われるリスクがあります。
志望度や意欲の高さを履歴書からアピールするためにも、字の丁寧さや内容の簡潔さなどから読みやすさを重視して作成することが大切です。

ここでは、項目別に就活履歴書の書き方をみていきます。

【基本情報】
氏名や生年月日、住所などの基本情報は、間違いなく記入する必要があります。
下記で、基本情報の項目別に書き方を解説します。

・日付：履歴書の提出日を記載。
履歴書全体で西暦または元号を統一する

・氏名：「ふりがな」はひらがな、「氏名」は漢字で記入。
苗字と名前の間は1文字分空ける

・印鑑：氏名横に押印箇所がある場合は押印する

・写真：証明写真サイズは4×3cm。
写真裏には念のため氏名・学校名を記入

・住所：都道府県名から建物名まで省略せず記載

・電話番号・メールアドレス：企業から連絡がくる場合もあるため、ミスなく記載する

メールアドレスはキャリアのものではなく、PCアドレスを記入しましょう。
PCアドレスは持っていない場合でもすぐに作成できるため、就活用にメールアドレスを作成してみてください。

【学歴・職歴】
就活履歴書で記載するのは、学歴のみです。
職歴は正社員で勤務した経歴のみ記載するため、バイトは職歴に含まれません。
学歴の「年」は最初の日付と同じ元号または西暦で統一しましょう。
そして、学校名は省略せず正式名称で書くことがポイントです。

▼記載例
年　　　　月　　　　　　　学歴・職歴（各別にまとめて書く）
　　　　　　　　　　　　　　　学歴
平成○　　3 △△市立○○卒業
平成○　　4 私立○○高等学校　入学
平成○　　3　　　　私立○○高等学校　卒業
平成○　　4　　　　○○大学△△学部××学科　入学
平成○　　3　　　　○○大学△△学部××学科　卒業

　　　　　　　　　　　　　　　職歴
　　　　　　　　　　なし
以上

就活履歴書では、中学校卒業から学歴を記載しましょう。
職歴は「なし」のみでOKです。

【免許・資格】
免許・資格も正式名称で書く必要があります。
例えば英検であれば「実用英語技能検定」、普通自動車であれば「普通自動車第一種運転免許」です。
免許・資格は取得年月と一緒に記載しましょう。
なお、TOEIC599点以下、英検3級のように評価に影響しにくい資格は書かない方が良いといえます。
また、応募先企業に関連しかつ現在取得を目指して勉強中の資格は記載してもOKです。

【志望動機】
履歴書への志望動機は200〜300文字を目安に記入しましょう。
志望動機は使い回しせず、応募企業ごとに作成してください。
文字数が限られているため、「応募先企業を選んだ理由」「活かせる経験やスキル、強み」「入社後の目標・展望」を軸に内容を作成してください。

【趣味・特技】
趣味・特技は一見採用に関係のない項目に見えますが、自己PRにもなる重要な項目です。
単に趣味・特技を書くだけでなく、どれくらいの期間続けてきたか、どのようなスキルが身についたかをプラスして書くことで自己PRにつながります。
珍しい趣味や特技があれば意外性がアピールでき、面接官の印象に残りやすくなるでしょう。

【本人希望記入欄】
本人希望記入欄は、基本的に「貴社の規定に従います。」と記入するのがマナーです。
転職では給与や勤務地などの条件を記載することがありますが、就活履歴書ではそうした条件の記載は控えましょう。