普通自動車免許があれば働ける仕事とは？ドライバー転職や求人応募に役立つ仕事内容を解説

普通自動車免許とは、普通自動車などの車を運転するために必要な資格です。
自動車免許の中で取得割合が最も高い資格といわれています。
普通自動車免許の取得で運転できる車の種類は以下のとおりです。
・普通自動車
・小型特殊自動車（除雪車やフォークリフト等）
・原動機付自転車
普通自動車は、車内に乗車できる人数が10人以下で積載量の最大が2.0トン未満、車両の総重量が3.5トン未満の自動車のことです。
日頃よく見かけるワゴン車や乗用車などの自動車が当てはまります。
普通自動車にはAT（オートマチック）車とMT（マニュアル）車が存在し、仕事探しには「MT車」を運転できる方が選択肢は広がるでしょう。

普通自動車免許の取得は、応募可能な求人が増えたり運転技術を活かせる仕事に就けたりと、転職先を探す上でメリットとして働きます。
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

【応募できる求人の幅が広がる】
普通自動車免許を取得すれば、応募可能な求人の幅が広がります。
たとえば「ドライバー」の仕事などが、普通自動車免許を活用した業種としてイメージしやすいのではないでしょうか。
タクシーや荷物を輸送する配送ドライバーなど、運転スキルを求める求人は数多く存在します。
MT車にしばらく乗っていないケースでも、入社してから慣れていくカリキュラムを取り入れている場合が多いので安心です。

【地方での転職でも困らない】
地方は都心と異なり地下鉄などの交通網が発達していないので、普通自動車免許を必要とする転職・就職求人数が多くあります。
車移動がメインの地方の場合、普通自動車免許の取得が前提である企業が多いのも事実です。
都市部での就職を考えているケースであっても、支店への転勤や県外への出張の可能性があるかもしれません。
先のことを予測して、普通自動車免許を事前に取得しておくのもよいでしょう。

【運転技術を活かせる】
これまで運転してきた経験やスキルを仕事に活かせるので、新しく運転技術を習得する必要がありません。
たとえば介護・福祉タクシーなど高齢者を送迎する仕事では、感謝される機会が多くやりがいにつながるでしょう。
また、対面での接触が減っている現状では、デリバリードライバーなどの求人数も増えてきています。
これから普通自動車免許を取得する予定の方は、学習したことをすぐに仕事に活かせるので、即戦力につながりやすく就職にも有利です。

普通自動車免許を取得することで、就職活動が進めやすくなったり運転スキルを活かせたりするなどメリットが多くあります。
普通自動車免許が役に立つ職種の特徴について詳しく見ていきましょう。

【配送ドライバー】
配送ドライバーは、コンビニやスーパー、工場など決まった目的地まで指定された荷物や貨物を輸送する仕事です。
荷物の輸送に加えて、目的地での資材の回収や荷物の集荷などの業務も含まれます。
未経験でも挑戦しやすく、ひとりで作業する場面が多い仕事なので、黙々と業務をこなせる方に向いているでしょう。
ただし、普通自動車免許で運転できるのは、最大積載量2.0トン未満・車両総重量3.5トン未満の小型トラックまでに限られます。
そのため、中型・大型トラックを運転するには、中型自動車運転免許や大型自動車運転免許などの取得が必要です。
スキルアップを目指す方は、転職後にこれらの免許取得を検討してみるのもよいでしょう。

【送迎ドライバー】
送迎ドライバーとは、顧客を目的地まで車を使って移送する仕事です。
代表的なものとして、「介護タクシー」や「タクシー」が挙げられます。
介護タクシードライバーは、介護施設の利用者を自宅から施設まで送迎するのが主な業務です。
高齢化の進行に伴い求人数が増えてきているので、狙い目といえます。
介護施設の規模によっては、普通自動車免許に加えて「介護職員初任者研修」以上の保有が求められるケースもあるので、応募前によく確認しておきましょう。

一方タクシードライバーは、流し営業などを行なってお客様を目的地まで運ぶ仕事です。
歩合制の給料システムが設けられており、自身の努力によって高収入を目指せる職種といえます。
タクシードライバーとして勤務するには、普通免許取得後3年以上が経過していること、第二種普通自動車免許の取得が必要です。
入社後に第二種普通自動車免許の取得をサポートしてくれる企業もあるので、募集内容をよく確認してください。

【営業】
いわゆる「セールスドライバー」は、荷物の配送に加えて商品の販売などの営業を行う仕事です。
勤務先によって歩合制や固定給など給与形態が異なります。
営業活動を行うので、年末やお中元のシーズンなどの繁忙期と閑散期の差があり、忙しい時期には時間外労働が増える傾向にあります。
コミュニケーションを取ることが好きな方に向いている職種といえるでしょう。

【デリバリー】
デリバリーのドライバーは、飲食店が注文を受けてから料理の商品を預かり、顧客が指定したエリアまで配達する仕事です。
感染症の影響に伴い、デリバリーの需要が増えたことで求人数が拡大しています。
都心では自転車を利用したデリバリードライバーを多く見かけますが、乗用車や原付など普通自動車免許が必要な求人も多くあります。
雨の日など天候に左右されずに業務に集中できるのも魅力的です。

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