転職の書類選考で落ちる理由を解説。なぜ書類選考で通らない？

【判断基準となる要素が記入されているか】
転職サイトであれば、Web応募を行う際の入力項目が最初の判断材料になります。
「最終学歴」「志望動機」「スキル（資格や経験業務（」「自己PR」など、書類選考に最低限必要となる要素は、必ず入力するようにしましょう。
前職の業務内容は重要な判断材料になるため、経験職種で転職する場合は職務経歴書を記入しておくことでプラスになります。

採用担当者が見た際、「名前と住所」だけでは「面接したい人材だな」と思ってもらえません。
そういった視点で、クリエイト転職で応募する際は必ず必要事項を入力しましょう。
（任意項目まで入力する事で、書類選考で採用担当者が判断しやすくなります）
※事前に会員登録や職務経歴を記入しておくことで、今後の仕事探し・応募がスムーズに行えます。
会員登録して職務経歴を記入する

【人材要件がマッチするか】
社風とマッチするか、企業理念に共感してくれているかなど、人材要件がマッチするかを書類からチェックしています。
しかし書類選考は直接会話できるわけではないため、100%自分のことを伝えるのは難しいものです。
その中でどれだけ自分のことを伝えられるかが、書類選考のカギです。

【経験・スキルが十分か】
自社で活躍してくれる人材を確保するためにも、前提として経験やスキルが求めるレベルを満たしているかは最重要ポイントです。
その点をアピールするためには職歴や保有資格だけでなく、職務経歴書で具体的な内容を伝えることが必要です。
経験やスキルを満たしている応募者が多い中で、どのように活躍できるかを具体的にイメージしてもらえるかが合否を分けます。

【長く働いてくれるか】
1人採用するだけでもお金がかかるため、企業は長く働いてくれる人を採用したいものです。
その点を見極めるため、1社での勤続年数などをチェックします。
転職回数が多くとも、1回1回の転職に正当な理由や目的があることで懸念点を払拭できるでしょう。
加えて、志望先で長く働きたい思いをしっかりとアピールすることが大切です。

転職における書類選考の通過率は、およそ30〜50%といわれています。
つまり、転職志望者の約50〜70%は書類選考に落ちているということ。
もちろん、企業や職種の難易度、募集人数などあらゆる条件によって書類選考の通過率も変わるため、一概に上記の数値で書類選考に落ちるとは限りません。
とはいえ、書類選考の難易度は決して易しくはないため、気を抜かずに書類選考の準備を進めことが重要です。
また、30〜40代以降になると書類選考の通過率が低下する傾向にあります。
なぜなら、年齢が上がるほど転職者に求める条件も高くなるからです。
20代の転職ではある程度ポテンシャルも重視されるため、書類上ではわからないポテンシャルを測るためにも書類選考以降で見極められることが多いと考えられます。

ここでは、転職の書類選考で落ちる7つの理由をみていきます。
書類選考に立て続けに落ちてしまっているという方は、ご自身に当てはまる理由がないかチェックしてみてください。

【①書類に不備がある・読みにくい】
書類選考で必要になる履歴書や職務経歴書は、細かい条件が指定されている場合があります。
形式に合わない書類を提出していると、マナーの守れない人と捉えられてしまいます。
また確認不足からうっかり不備があった場合でも、慎重性に欠けるとしてマイナス評価を受けてしまいます。
さらに書類に不備はないものの、読みにくい書類を提出すると、そもそも目を通してもらえない可能性もあります。
採用担当者は限られた時間で多くの書類を確認しなければならないため、不備がある、読みにくいといった最低限のマナーが守れていない書類からふるいにかけるのです。

【②応募条件を満たしていない】
中途採用では「○年以上の実務経験」「○○資格の保有者」「必須スキル：○○」など、求人票に応募条件を記載しています。
これらの情報は書類からわかるため、そもそも応募条件を満たしていないことがわかれば選考から外されることがほとんどです。
まれに代替となるスキルや経験がある、企業が関心を持ってくれたことで応募条件を満たしていなくとも通過できることがあります。
ただし、その点に期待して応募条件を満たさない求人に応募するのは賢明ではありません。

【③希望条件が合わない】
勤務地や役職、職種や年収などの希望条件が合わないと、応募条件を満たしていても書類選考で落とされてしまう可能性が高いでしょう。
たとえば転勤ありの企業で「転勤なし」を希望している、希望年収が志望先の水準とマッチしないなどが一例です。
しかし勤務地や役職などはポジションの空きも関係するため、やむを得ない理由ではあります。

【④経験・スキルのミスマッチ】
経験・スキルのミスマッチは、求めるレベルに達していないケースと実際はレベルに達しているのに職務経歴書でアピールしきれていないケースの2つがあります。
求めるレベルに達していないケースは、応募条件を満たしていないことにも関連します。
一方、応募条件を満たしているにもかかわらず書類選考で落ちることが多い場合、職務経歴書の改善が必要です。

【⑤転職回数への懸念】
転職回数が多いと「すぐに辞めてしまうのでは」と不安視されやすいため、書類選考で落ちる確率も高くなります。
特に年齢のわりに転職回数が多い、1社の在籍期間が短いと見送られやすいでしょう。
応募者に同じレベルの人が多いほど、転職回数の多さは不利になりやすいです。

【⑥熱意や人柄が伝わらない】
書類選考は誰もが同じようにスキルや経験、自身の人柄をアピールしています。
その中で採用担当者に興味を持ってもらうには、熱意や人柄を伝えることが重要です。
淡々と経歴やスキルを記載しているだけでは、本人のすごさはわかっても熱意や人柄は伝わりにくいもの。
書類に不備もなく、応募条件も満たしているのに書類選考に落ちてしまう方は、この点に課題があるかもしれません。

【⑦他応募者との比較の結果】
企業が求める人材要件を満たしていても、上には上がいます。
同じ応募にさらにスキル・経験が高い人材がいれば、比較の結果不採用になってしまいます。
そのため、ご自身が企業の求めるレベルに達していても油断は大敵です。