病院清掃の求人・転職

病院清掃は、読んで字のごとく病院を清掃することです。
多くの人が来院、入院する病院は、病気や怪我の治療にあたる場所であることからも、特に衛生面が重視される場所です。

【病院清掃の役割】
感染の恐れがある病気を持つ方など、さまざまな疾患をもつ患者が訪れる病院は、一般的な建物以上に衛生管理が必要です。
清掃しなければウイルスや菌が蔓延し、二次的に病人が増加する可能性もあります。
患者が衛生管理の徹底された清潔感ある場所で治療を受けるためにも、病院清掃は欠かせません。

小さなクリニックなどでは院内のスタッフが清掃にあたることもありますが、規模の大きい病院では清掃業者に依頼するケースが一般的です。
清掃のプロに依頼することで、徹底的な衛生管理ができ、かつ病院側も清掃に時間と労力をかけずに治療に専念できます。

病院清掃員の仕事内容は病院の清掃ですが、実は清掃にもいくつか種類があります。
ここでは病院清掃員の主な仕事内容である、3つの清掃をご紹介します。

【日常清掃】
日常清掃は、毎日行う病院清掃です。
病棟、外来、オペ室に分かれて、各エリアを担当します。
病棟や外来であれば病室やトイレ、待合室やエレベーター内、ナースステーションや診察室などを中心に清掃にあたります。
院内は不特定多数の人が行き来するため、手すりやトイレの蛇口など、細かいところまで徹底的に清掃する必要があります。
オペ室では、手術後のゴミ回収や次のオペに向けて清掃します。

【定期清掃】
定期清掃は週1〜月1、または数ヶ月に1回のペースで実施される清掃です。
日常清掃では対応しきれないワックスがけやガラス清掃、フィルター清掃などより専門的に徹底された清掃を実施します。
なかには専門的な知識や技術が必要な清掃もある点が特徴です。

【臨時清掃】
臨時清掃は必要に応じて、突発的に行う清掃です。
たとえば病院の看板や外壁、高い場所のガラス清掃、排水管など、定期清掃に含まれない場所の清掃を行います。
定期的に清掃するほどでもない場所や、清掃が難しい場所の依頼が臨時清掃にあたります。

病院清掃は資格がなくても働くことはできますが、感染予防や医療廃棄物の処理に関する知識も求められます。
資格があれば就職や転職に有利になるだけでなく、資格手当やキャリアアップにも期待できます。
以下は、病院清掃員にあるといい資格です。

【臨時清掃病院清掃受託責任者】
病院内の衛生環境の確保や廃棄物の処理・清掃、感染予防や関連法規などに関する知識が証明される資格です。
病院が外部業者に清掃を委託する際は、病院清掃受託責任者を配置する必要があることからも需要の高い資格です。
受験するにあたり、医療機関の清掃業務を含む清掃業務に3年以上従事している必要があります。
講習を受講し、審査に合格することで資格が得られます。