就活でよく聞かれる質問集!回答例から新卒面接で企業が見るポイント、準備しておきたいこと
就活でよく聞かれる質問集!回答例から新卒面接で企業が見るポイント、準備しておきたいこと
「就活面接ではどんなことを質問されるのだろう」
「よくある質問内容を知って対策したい」
就活の成功に向けて、対策を練りたいと考える方は多いことでしょう。
本記事では、就活で聞かれやすい質問集や回答例についてご紹介します。
企業側が見るポイントについても知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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就活面接で質問をされる理由
就活面接で質問される理由は、主に以下の通りです。
【履歴書やエントリーシートとの整合性を見るため】
履歴書やエントリーシートに記載したものと同じ内容の質問をするのは、書類の情報と本人の会話に相違がないか整合性を見るためです。
書類の情報と内容が異なることを回答すると「一貫性がない」とみなされてしまうので注意しましょう。
もちろん、記載した内容とすべて同じ内容を話す必要はありません。
しかし、何を書いたのか振り返りができるように、提出前には必ず控えを取っておくことをおすすめします。
【本人の人柄や就活への熱意を知るため】
人柄やモチベーションを知ることで、入社後にどの程度貢献できるのか、成長が見込めるかなどの判断ができます。
志望動機や学生時代に取り組んだことなどについて質問されることがあります。
上手く伝えるためには、回答に学生時代など過去のエピソードについて、根拠を含めて盛り込むと良いでしょう。
【会社への適性を見るため】
就活面接を通して就活生と会社の相性を図ろうとしています。
早期離職につながらないように、会社側はミスマッチを防ごうとしています。
早期退職してしまうと、退職に至るまでにかかった人件費や教育費などのコストも無駄になってしまうためです。
人材を再度探すためのコストも必要になるので、企業側にとっても面接での質問は重要なことがわかります。
新卒の就活面接で多い質問集・回答例
新卒のケースでの、就活面接でよく聞かれる質問とその回答例について見ていきましょう。
【自己紹介をお願いします】
△△大学〜〜学部の〇〇です。大学では経営学を専攻し、マーケティングについて学習しています。
学業以外に関しましては、●●サークルに参加しています。
貴重な時間を作っていただきありがとうございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
【自己PRをしてください】
私は、課題解決に向けてコツコツと努力できる人間だと考えています。
学生時代は英語が苦手でしたのが、克服するために、毎日少しずつ学習を続けました。
その結果、大学1年生から3年間でTOEICの点数を250点上げられました。
入社してもこの志を忘れずに、自分のスキルを高められるよう努力したいと考えています。
【志望動機を教えてください】
年齢や性別を問わず、さまざまな方に運動することの楽しさを知ってほしいと考え、貴社を志望しました。
貴社はサッカーなどのメジャーなものからインディアカなどのマイナーなものまで、幅広いスポーツ用品を取り扱っています。
多くの方にさまざまなスポーツ用品を使ってもらい、運動することの喜びを伝えたいと考えています。
【大学では何を学んでいますか】
大学では心理学を学びました。
講義を通して相手が何を考えて、何を求めているのかという目線で話を聞くことが大切であると学び、ボランティアに参加してきました。
病院に行くと、患者さんから「話したら楽になったありがとう」と言われたことがあり、思いやりを持って話を聞くことの大切さを知りました。
この思いやりの大切さを忘れずに、看護師として現場で貢献していきたいと考えています。
【あなたの強みを教えてください】
私の強みは英語力です。
英語でディスカッションができることを目標に海外留学に行き、見聞を深めました。
ネイティブスピーカーでの会話は問題なく行えています。
海外にも支店のある貴社で、留学経験を活かしていきたいと考えています。
【あなたの長所・短所を教えてください】
私の長所は前向きなところです。学生時代はテニス部に所属しており、試合に負けると悔しく感じることがありましたが「次は勝とう」と切り替えて取り組んでいました。
部活メンバーで落ち込んだり泣いたりしている仲間がいると、声かけをして励まし合っていました。
一方で、私の短所は楽観的な考えをもつところです。「まずはやってみよう」と考えるので、あまり調べず行動することがあり、失敗につながることがありました。短所改善のために、現在は取り組む前に一呼吸おいて、計画を立ててから行動するよう心がけています。以前に比べると、失敗が減ってきています。
【今までで一番挫折した経験は何ですか】
一番挫折した経験は、部活のレギュラー入りをかけた練習です。小学校から始めた野球が好きで、大学時代まで部活を続けてきました。しかし、大学ではレギュラー入りがなかなかできず、悔しさから嫉妬することがありました。しかし、その悔しさを糧に、弱点克服に向けた練習を継続した結果、3年生でレギュラーに入ることができました。この経験から、弱点を克服するための大切さを学べました。
【入社後の夢や目標を教えてください】
・私は入社後に、営業職として顧客対応に積極的に関わりたいと考えています。
・入社後はアプリ開発に関わり、ユーザーニーズを満たすスマホアプリを開発したいと考えております。
【他の選考状況について教えてください】
企業の資金面を中心に支えたいという考えから、銀行業界を中心に就活を行っています。
選考状況は、A銀行では一次面接、B銀行では二次面接の結果を待っている状況です。
【何か質問はありますか】
・貴社で働く上で重要視すべきことは何ですか。
・新入社員に対して貴社が最も期待する部分とはどのような部分でしょうか。
・入社までに取得しておくべき資格は何かありますか。
就活面接の質問に回答するときのポイント
就活面接の質問に対しては、印象良く回答するのが大切です。
伝え方によって、同じ内容であっても印象や評価が大きく変わります。
4つのポイントを知って、プラスな印象を与えて成功につなげましょう。
【結論を最初に伝える】
質問された内容は、すべて結論を初めに述べることを意識して、答えから回答するよう心がけましょう。
「結論→理由→結論」の流れで回答すると、相手に伝わりやすくなります。
結論を後に伝えると、伝えたい内容を採用担当者に理解してもらえなくなる可能性があります。
【要点をまとめて簡潔に伝える】
質問への回答は、要点をできるだけまとめて回答を短くして伝えましょう。
長さはおよそ1分間が目安です。
長すぎると、話したい内容そのものが伝わらなくなってしまいます。
「相手が理解しやすいように伝える」ということを意識して話しましょう。
【明るくハキハキとした声で話す】
新卒らしい明るくハキハキとした声で元気良く答えましょう。
暗くボソボソとした声で答えると、良い回答をしてもいいイメージを持ってもらえない可能性があります。
声は少し高めを意識して話すと、ボリュームも自然と大きくなります。
また笑顔を意識して作るのもポイントです。
緊張すると表情が険しくなったり、声のトーンが下がったりしがちなので、強く意識して取り組みましょう。
【面接官の目を見て話す】
面接官の目を見て話すことで、アピールや熱意が伝わります。
ただし、面接官を見すぎるのは良くありません。
イメージは自分と面接官の中間エリアに目を合わせる感覚です。
圧迫感を与えてしまうので「適度」を意識して話しましょう。
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よくある質問
- 就活の面接で逆質問をされた際の回答のポイントは何ですか?
- ・これからの企業の展望について、改めてお聞きしてもよろしいでしょうか。
・貴社で活躍する社員の方の共通点は何がありますでしょうか。
逆質問に関する回答は「特にありません」でも問題ないですが、アピールできるチャンスなので、上記のような回答で熱意を伝えましょう。 - インターンシップでこちらから質問をする際のポイントはありますか?
- ・業務内容
・企業が求める人物像
・社風や企業の雰囲気
・ワークライクバランスや福利厚生
・採用に関連する質問
質問内容は上記を中心に尋ねるのがおすすめです。
調べればすぐにわかるような質問は「把握せずにインターンシップに来たのだろうか」とマイナスなイメージを与える可能性があるので要注意です。
スムーズな質問が行えるように、聞きたいことを上記のポイントを参考に考えておくと良いでしょう。
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【段階別】新卒の就活面接で企業が見ているポイントとは?
面接の種類によって企業が評価するポイントは異なります。一次から最終面接までの評価されるポイントについて見ていきましょう。
【一次面接】
一次面接では、コミュニケーションスキルなど、社会人として必要な能力が備わっているのかを重視して見られます。
多くの就活生が面接を受けるので、限られた時間であり、深掘りされた質問はあまりされません。
【二次・三次面接】
二次・三次面接では、会社にとってミスマッチがないか判断されます。
志望動機や入社したらどのようなことに取り組みたいのかなど、一次面接よりも詳細な質問を受ける形になります。
そのため、根拠を含めた具体的な回答が求められます。
【役員・最終面接】
役員・最終面接では、採用に関する責任者や役職のある役員が面接を行い、入社意思がどの程度あるのか判断します。
内定を決めた後に辞退されてしまうと、再度選考に時間をかけなければなりません。
そのため、自社にマッチした人材なのか、やる気はどの程度あるのか見極められます。
質問内容に対して、入社したいという意欲を適宜盛り込められるよう意識してください。 -
就活面接の質問に的確に答えるために、備えておきたいポイント
就活面接の場で的確に質問への回答ができるために抑えておくべきポイントは、以下の通りです。
【頻出の質問はしっかり押さえる】
就活面接の質問は、ジャンルの違う企業であったとしても、共通して聞かれる内容がいくつかあります。
そのため、よく聞かれる質問内容に関しては、事前に回答を考えておくことが一番の対策と言えます。
頻出の質問=重要な質問と言えるので、上手く回答できるように、しっかりと準備しておきましょう。
【自己分析を行う】
就活面接では、人間性や能力を確認するような質問が多く行われます。
このような質問対策に欠かせないのは「自己分析」です。
自分の強みは何か、学生時代などこれまでに何を学んできたのか見つめ直し、丁寧に説明できるよう対策しましょう。
【企業の情報を確認しておく】
同時並行で就活を行なっていると、それぞれの企業情報が抜けてしまう可能性があります。
面接前日は、再度企業のホームページで情報を確認してください。
業界独自の略語の意味は面接で出てきても混乱しないように、しっかりと調べておきましょう。
【就活面接終了後はお礼メールを送る】
就活面接は、選考に向けて会社側は時間を割いてくれています。
そのため、できれば当日中で24時間以内に感謝の気持ちを添えたお礼メールを送るようにしましょう。
件名は「本日の面接のお礼」などといった一目で内容がわかるような文章を載せて、本文は適度に改行を入れて読みやすさを考慮しましょう。
あくまで感謝の気持ちを伝えるメールなので、自己PRは行わないよう注意してください。
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