転職が上手くいかない・決まらない人の原因と特徴｜転職を成功させるには？

【①転職の軸が明確でない】
「なんとなく転職したい」「現職に不満があるから転職したい」など、曖昧な理由やその場から逃げるだけで転職しようとしている方は、転職もうまくいきません。
なぜなら転職軸が明確でないまま選考を受けても、志望動機が曖昧であったり、面接官からの質問にうまく答えられずに選考で落とされてしまうからです。
そもそも転職しようと思った理由が曖昧、転職活動しているうちに目的がわからなくなってしまっている方は要注意です。

【②応募企業・求人を厳選している】
大手・有名企業だけに絞っている、希望する条件を全て満たす会社のみに絞っているなど、応募企業・求人を厳選してしまうのも、転職が上手くいかない・決まらない原因の1つです。
自分の希望を満たしたい、慎重に進めたいとして、応募企業・求人を絞ることは悪いことではありません。
しかし、最初から厳選してしまうと選択肢がなくなるのも早く、転職活動が長期化するリスクがあります。
自分に合う企業を見つけるためには視野を広く持ち、さまざまな観点から応募企業・求人を探すことも大切です。

【③転職先に求める条件が多い・理想が高い】
転職先に求める条件が多い、理想が高いなどの場合、希望する転職先が決まらないケースがあります。
転職で成功するには転職先に求める条件を明確にする必要がありますが、全ての条件を平等に満たすことは基本的に難しいものです。
また、自分のキャリアやスキルに見合わない、理想だけを求めた転職も上手くいきません。
転職先に求める条件が多くともその中で優先順位をつけ、現実的な転職を目指すことが重要です。

【④必要なスキル・経験が十分でない】
書類選考で落とされることが多い、最初の段階で選考落ちしてしまう場合、転職先が求めるスキルや経験を満たしていない可能性があります。
第二新卒以降の転職では即戦力が求められるため、ポテンシャルがあることを前提にスキルや経験などの付加価値が求められます。
志望先が求めるスキル・経験を満たしていない場合、転職ではどんなにポテンシャルがあろうともなかなか選考には通過できません。

【⑤面接対策が十分でない】
企業が求めるスキル・経験を十分に満たしていたとしても、面接でその点をアピールできないと不完全燃焼に終わってしまいます。
企業が聞きたいことに答えられていない、スキル・経験に申し分はないが志望動機から意欲が伝わらないといった理由から不採用にされてしまうことも。
緊張して上手くコミュニケーションが取れずに失敗してしまうこともあるため、事前に十分な面接対策をしておくことが必要です。
数多くの面接をこなしている面接官は、その人が面接対策をしているか・していないかはすぐにわかります。

【勤続年数が短く、転職回数が多い】
転職回数が多いこと自体は悪いことではなく、さまざまな企業・業務を経験している点で強みになります。
しかし、各転職先での勤続年数が短いと「忍耐力がない」「すぐに辞めてしまう人」などネガティブな印象を与えてしまいます。
さらに勤続年数が短いとそれだけ身に付くスキルや経験も少なく、転職回数が多いことを強みにすることができません。
企業側もすぐに辞めてしまう恐れのある人を採用するのは極力避けたいため、転職が上手くいく確率も低くなってしまうのです。

【大手企業を狙っている】
大手企業はブランド力も高く、福利厚生や待遇が充実しているなどして誰もが憧れるものです。
しかし、名の知れている企業の場合、待遇に見合ったスキルを求められることが多い傾向にあります。
「なんとなく」「待遇が良いから」といった理由で採用されるケースは少ないため、注意が必要です。

【年齢が高い】
一般的に転職は年齢が上がるとともに、難易度も高くなります。
未経験業種・職種への転職を希望する場合は、なおのこと年齢の高さが壁となります。
なぜなら年齢が上がっての転職は、即戦力として申し分のないスキル・経験が求められるからです。
そのため、前職の経験が活かせる職種や未経験からでも就業可能な業界を中心に探してみると良いでしょう。

【転職のゴールが明確か】
転職で何を実現したいかといったゴールは明確でしょうか。
応募先を決めるとき、内定を承諾する時も判断の軸となるのは、転職で達成したい目的に見合うかです。
そもそも目的がないとどこに応募すれば良いかも明確にならず、いざ応募しても志望動機や転職理由が曖昧になってしまいます。
そして内定をもらえても、不安からなかなか承諾できなくなってしまいます。
さらに転職活動が長期化しないように、転職活動の期限の点でもゴールを明確にしておくことがおすすめです。

【転職活動期間・応募社数は十分か】
なかには、転職活動を始めてすぐに上手くいかない・決まらないと決めつけてしまっている方がいるかもしれません。
一般的な転職活動期間は平均2〜3ヶ月と言われており、求人数が少ない業界・職種の場合は、転職期間が3ヶ月以上になる可能性も考えられます。
十分な転職活動期間・応募社数を満たしていないために、まだ転職活動がうまくいっていない・決まっていない場合もあるため、粘り強く転職活動と向き合いましょう。

【応募先のレベル・業務内容は自分の経験・スキルと合っているか】
応募先が求めるスキルが、自分と見合っていないと選考には通過できません。
そのため、条件面だけでなく、スキルや業務内容の点で自分にマッチする求人に応募することが重要です。
その際は企業に求める条件だけを軸に応募先を決めるのではなく、自分のスキルや経験を棚卸しした上で、その企業で即戦力として活躍できるかまでイメージすることがポイントです。