転職回数が多いと不利になる?
転職回数が多い人の転職活動|10回以上は不利か
10回以上の転職は、残念ながら採用時には不利になる可能性が高いです。
というのも、転職回数が多いと「1つの仕事での経験が浅い」「忍耐力がなさそう」「またすぐに辞めるのではないか」とネガティブな印象を与えやすいからです。
せっかく採用したのに、すぐに辞められてしまっては企業にとって大きな損害です。
特に短期間で転職を繰り返している人は、採用担当者から警戒される可能性が高いでしょう。
しかし、昨今転職は珍しいことではないため、転職回数をあまり気にしない企業もあります。
また、目的がはっきりしている人や着実にキャリアを積み上げている人、家庭の事情や体調などやむを得ない理由で転職した人は、それほど不利にならない傾向があります。
そのため、転職回数が多い人でも、適切な企業選択と選考準備をすることで転職を成功させられるでしょう。
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転職回数が多い人は応募先からどう見られるか
転職回数が多い場合、書類選考の段階でマイナスなイメージを与える可能性があります。
転職が一般的になってきたとはいえ、「我慢が足りない人」「またすぐに辞めそう」と感じる人もいるからです。
しかし、転職回数だけで判断されるケースは少なく、理由や目的意識、経験、スキルを重視する企業もあります。
転職回数が多いことで、「多くの経験を積んでいる」「向上心がある」と評価されるケースもあるでしょう。
そのため、転職回数が多いからといって悲観的に考える必要はありません。
大切なのは、転職先でどのように貢献できるかを伝えることです。
採用につなげるには、転職回数の多さや転職理由について、相手を納得させる説明ができるかどうかがポイントと言えます。
転職回数が多い人の履歴書・職務経歴書の書き方
履歴書
履歴書は、原則すべての職歴を記載することが望ましいです。職歴欄が足りない場合は、
・入社と職務内容のみを書く
・入社と退社を1行にまとめて書く
・学歴を一部省略する
などの工夫をして情報をうまく収めましょう。
職務経歴書
職務経歴書は、転職回数が多いとダラダラと長くなりがちですが、A4用紙1、2枚程度に収めるようにしてください。
うまくまとめられない場合や転職回数が気になる場合は、時系列で業務内容をまとめる「編年式」ではなく、職務内容別にまとめる「キャリア式」で書くのがおすすめです。
このとき、仕事で工夫したことや実績を具体的に書き、キャリアに一貫性があること、転職でステップアップしてきたことを伝えましょう。
また、入社後にやりたいことや貢献できることも付け加えると、前向きな姿勢をアピールできます。
転職回数が多い人の面接での受け答え方
転職回数が多い場合、個々の事情をすべて話すと言い分けのように聞こえるため、端的に答えられるように準備しておきましょう。
このときのポイントは、次の3点です。
・転職回数が多い事実を受け止める
・一貫性のある理由を話す
・意欲的な姿勢を見せる
これまでの転職回数を変えることはできないので、ごまかす必要はありません。
事実を受け入れたうえで、目的を持って転職していること、前向きな理由があることを伝えましょう。
なお、家庭の事情や体調などやむを得ない理由で転職した場合は、今後業務に支障がないのであれば正直に説明しても差し支えありません。
転職回数の仕事体験談
転職回数が多い人の転職成功例①
(20代・男性)
新卒でサービス業に就いたものの残業の多さがストレスになり経理事務に転職、その後より専門性の高い経理業務をするため、再び転職しました。在職期間が短かったので心配でしたが、転職経験があるからこそ慎重に企業を選んだこと、長く働いて管理職に就きたいことをアピールし、内定をいただけました。
転職回数が多い人の転職成功例②
(30代・女性)
異なる職種を3社経験していたので、転職回数を気にしない企業、将来性を重視する企業に絞って仕事を探しました。
面接では転職理由について深く聞かれましたが、正直に答えたうえで最後の転職にしたい旨を伝えました。
転職回数が多くても、前向きな姿勢を見せることが大切だと思います。
転職回数が多い人の転職成功例③
(40代・男性)
20代30代で転職を複数回経験した後、親の介護をするめに40代で転職を決意。
事情を隠すと不審感を与えると思ったので、正直に説明したうえでこれまでの経験をアピールしました。
年収は少し下がりましたが、介護と仕事をうまく両立できているので転職して良かったです。
よくある質問
- 転職回数をごまかして履歴書を書くことはできますか?
- 履歴書や職務経歴書に転職回数をごまかして書くと、後のトラブルに発展する可能性があるためおすすめできません。
在職期間が短くても、自分の判断で省略することは避けましょう。
転職回数が多くて書ききれない場合は、学歴を一部省略する、入社と退社を1行にまとめるなどの工夫をしましょう。
また、職務経歴書は転職回数が目立たない「キャリア式」がおすすめです。 - 転職回数の数え方を教えてください。アルバイトや派遣での転職は転職回数に入りますか?
- 転職回数は、「在籍した社数-1」で数えます。正社員や契約社員として在籍した会社は原則すべてカウントします。
アルバイトやパートは転職回数には含まれません。
派遣社員の場合は、登録している派遣会社が変わらなければ1回とするのが一般的です。
ただし、アルバイト経験が長い場合やアピールポイントになる場合は、履歴書に記載しても問題ありません。
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年代別に見る転職回数
20代
20代の場合、1~2回の転職歴は珍しいことではなく、3回以上だと多いと思われる可能性が高いです。
短い期間で何度も職を変えていると、「飽きっぽい性格」「忍耐力がない」という先入観を与える恐れがあります。
20代の転職徹底解説「 20代後半の転職は厳しい?」転職にオススメの職種も!
30代
30代では5回以上だと多いという印象を与えるでしょう。
30代は専門スキルが身に付いてくる時期であるため中途採用の求人も多いですが、転職理由をしっかり説明できないと採用が遠のいてしまう可能性があります。
30代の転職徹底解説「 30代の転職は厳しい?」失敗しないコツもご紹介!
40代
40代は社会人経験が長いため、5回程度の転職も珍しいことではありません。
それぞれの在職期間が3~5年以上なら、それほど問題視されないことも多いです。
ただし、40代になると転職自体のハードルが上がるため、転職回数にかかわらず慎重な判断が必要です。
40代の転職徹底解説「 未経験だと厳しい?」成功のコツもご紹介! -
職種による転職回数の印象の違い
厚生労働省の「平成 27 年転職者実態調査」によると、「転職者がいる事業所」の割合の上位業界は次のようになっています。
・1位:情報通信業 48.7%
・2位:運輸業・郵便業 48.5%
・3位:医療・福祉 45.8%
これらの業界では、半数近くの事業所で転職者がいる環境となっているため、転職回数が多くてもそれほど不利にならない可能性が高いです。
また、看護師や薬剤師、歯科衛生士などの専門職は求人数も安定しているため、
比較的スムーズに転職できるでしょう。
しかし、ネガティブな理由で転職を繰り返していると、「人間性に問題があるのではないか」「またすぐに辞めそう」という印象を与える可能性があります。
転職回数自体が問題になるというよりは、どんな理由で転職したのか、前向きに働く意欲はあるかという点が重視されるでしょう。
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