転職が怖い理由と対処法！内定辞退の電話や転職初日の「怖い」を解消するには

転職は誰しもが少なからず不安を抱えるため、怖いと思うのは自然なことです。
転職を怖いと思うよくある理由には、以下のような内容が挙げられます。

・転職先でうまくやっていけるか不安
・転職先が決まるかわからない
・給料が今より下がらないか心配
・失敗したら無職になってしまう
・転職した結果、今より状況が悪くならないか心配
・面接や書類選考が怖い
・転職先に馴染めるか不安
・自分に自信がない　など

転職するとなったとき、誰しもが１つは上記の理由と同じ不安や心配事を抱えるはず。
なぜなら転職は必ずしも成功するとは限らず、結果は未知であるからです。
未知なものに対して「怖い」という感情を抱くのは普通のことです。
しかし、転職を怖いと感じていても、転職したい軸や目的が明確になっていれば、前向きに転職に臨めるようになります。

「怖い」と感じたまま転職すると、不安や心配もどんどん膨れ上がってしまうもの。
「怖いけど転職したい」という場合、転職すべき人とそうでない人に分かれるため、自分がどちらに当てはまるかをチェックしてみてください。

【転職すべき人】
・やりたいことや将来のキャリアの軸が明確である
・給料や待遇が悪い明らかに悪い
・長時間労働やハラスメントなどが横行しているブラック企業に勤めている

転職で重要なのは、やりたいことや将来のキャリアに対する軸が明確になっていることです。
怖いと感じつつも、軸が明確であれば前向きに転職に臨めます。
反対に、ただなんとなく転職したいと思っているだけでは、不安や心配事の方が大きく感じてしまいます。

そして現職の給料や待遇が悪い、長時間労働やハラスメントが横行しているなど環境面に問題がある場合は、怖いと感じていても転職すべきです。
給料や待遇に不満を抱えたまま仕事を続けていると、常にネガティブな気持ちになってしまい人間関係や仕事のパフォーマンスなどあらゆる面で悪影響を及ぼしてしまいます。
仕事のモチベーションにも直接関わるため、給料や待遇が明らかに他社よりも悪い場合は転職も検討しましょう。
そして無理な残業を強いられる、パワハラやモラハラで精神的に厳しい状況にある場合は、体や心を壊してしまう前に転職すべきです。
一度心身を壊してしまうと、次に職場に復帰するのが難しくなってしまう可能性もあります。

【転職すべきでない人】
・転職したい明確な理由がない
・仕事がつまらない、給料に納得できないなどの不満のみが理由
・現職で抱える課題を解決しようとしていない

「なんとなく転職したい」「仕事がつまらない」など転職したい明確な理由がなく、会社の不満を転職で解決しようと考えているのであれば転職すべきではありません。
どこで働いたとしても少なからず不満を抱えたり、嫌なことがあった時は「転職したいな」と思うものです。
また現職で抱える課題から逃げようと転職するのもおすすめしません。
仕事における課題解決は、自己成長に欠かせないものです。
できる限り解決できるよう尽力してこそ、自分の市場価値が高められます。
不満を解決するため、嫌なことや課題から逃げるための転職は、転職先で同じ状況に直面した際にまた同じことになってしまいます。

怖くてなかなか転職の一歩を踏み出せない方は、以下２つのポイントを実践してみてください。


【転職したい理由を考える】
前述したように、転職は軸や目的が重要です。
軸や目的を持って転職に臨むためには、転職したい理由を明確にする必要があります。
ただし、ここでの理由は「現状の不満からとりあえず抜け出すこと」「今の仕事がつまらないので、もっと面白い仕事がしたい」などといった表面的な理由はNGです。
しかし、それでも上記のような理由から強く転職したい気持ちがある場合には、目先の目的だけでなく5年後、10年後と先まで見据えたキャリアプランや目標を考えることがポイント。
たとえば、今の仕事が自分とマッチしていないと考えるのであれば、具どういう仕事をして、どういったキャリアを築いていきたいのか、そのために今の自分が活かせるスキルや強みがあるかまで具体的に考えるようにしましょう。


【転職活動を始めてみる】
怖くてなかなか行動に移せないという方は、思い切って転職活動を始めてみることも１つの方法です。
計画を立ててしっかりと考えてから転職活動を始めることはもちろん大切ですが、考えれば考えるほど怖い気持ちが大きくなり行動に移せなくなってしまう方もいるでしょう。
転職活動は、転職サイトに登録するだけでも第一歩です。
まずは自分が希望する職種や給料、条件など、自分にマッチする求人がどれだけあるのかを確認してみましょう。
実際に求人に触れてみると、転職先に求める条件や今後のキャリアなども具体的に考えられるようになります。