【転職準備ガイド】準備期間や準備するもの・やることチェックリスト

まずは、転職活動のおおまかなスケジュールや必要な準備期間をみていきます。

【転職活動のおおまかなスケジュール】
下記は、転職活動のおおまかなスケジュールです。

① 転職準備：情報収集、自己分析、書類作成、応募
② 選考・面接
③ 内定
④ 引き継ぎ・退職

各ステップでどれくらい時間がかかるかは人それぞれですが、一般的なスケジュールですと面接と引き継ぎ・退職には１ヶ月以上かかることを想定しておきましょう。
応募・面接・内定までのスケジュールは、早い人なら数週間で終わる人もいます。
一方で、転職準備や円満退職まで1年以上かかるケースも少なくありません。
転職活動は長期化してしまうとモチベーションが低下してしまうだけでなく、退職してから転職活動している方は選考でも不利になりやすいため要注意です。

【転職に必要な準備期間】
選考・面接の結果を大きく左右すると言っても過言ではないのが、転職準備です。
準備せずに行きたい企業に適当に応募しているだけでは、受かるものも受からないでしょう。
そこに至るまでの情報収集、自己分析、書類作成に力を入れてこそ内定に近づくもの。
しかし、入念に準備したが故に転職活動が長期化してしまっては本末転倒です。
そのため、転職準備は計画的に期間を設けて進めることが大切です。
下記は、一般的な転職に必要な準備期間となります。

・情報収集：約1週間
・自己分析、キャリアの棚卸：約1週間
・書類作成〜応募：約2週間

上記期間は、あくまで最短での目安期間です。
在職中ですと仕事との両立もあり、準備時間を確保するのが難しい時もあるでしょう。
その場合、自己分析やキャリアの棚卸、情報収集には１ヶ月ほどかかっても問題ありません。
この部分は転職の根底として重要な部分であるため、しっかりと固めておくことが大切です。

転職活動で準備すべきものは、以下3つです。

【履歴書・職務経歴書】
転職では履歴書と合わせて職務経歴書が必要です。
職務経歴書とは、これまでの職歴や仕事内容、スキルを詳細に記載した書類です。
転職ではこれまでの経験やスキルの評価ポイントが大きいため、職務経歴書の提出が必須で求められます。
履歴書のように決まったフォーマットがなく、かつ記載内容のボリュームも大きいため、作成に時間がかかるポイントです。

【PC・スマートフォン】
企業研究や情報収集、応募書類の作成にはPCやスマートフォンが必要です。
ただし、社用携帯や社用PC、インターネットカフェや公共施設のPCの使用は控えましょう。
社内で転職活動していることがばれてしまったり、個人情報が漏洩するリスクがあります。
また近年はオンライン面接をする企業も増えているため、必要であればマイクやWebカメラの準備も必要です。

【個人メールアドレス】
転職活動では、企業とメールやりとりも頻繁に行います。
その際の連絡先として、キャリアのメールアドレスや社内アドレスは不適切です。
それ以外にメールアドレスを持っていない場合はGoogleなどのフリーアドレスを作成し、転職用の個人メールアドレスとして使用しましょう。

ここでは、転職準備でやることをステップ別に詳しくみていきます。
転職準備を何から始めればよいかわからない方は、下記ステップに沿って準備を進めてみてください。

【ステップ①転職の目的を明確にする】
まず固めておくべきが、転職の目的です。
目的が曖昧なまま転職活動を進めてしまうと、自分にマッチした求人が見つけられないだけでなく、志望動機などが不明確であるため選考への通過率も下がってしまいます。
「なぜ転職するのか」「転職で何を叶えたい・実現したいのか」「どういった企業に転職したいか」の軸を明確にしてみてください。
ここの軸が定まっていることで、この先どんな準備が必要かもクリアになってきます。

【ステップ②自己分析・キャリアの棚卸】
自己分析・キャリアの棚卸をすることで、自分に合った転職先の条件や自分のスキル・強みが活かせる企業が見つけやすくなります。
それだけでなく、アピール力の高い自己PRを作成するためにもこの点は欠かせません。
ミスマッチによる転職失敗を防ぐため、そして自分の強みを発揮して活躍できる企業を見つけるためには、自分自身やこれまでのキャリアと真正面から向き合うことが重要です。

【ステップ③企業研究・求人チェック】
ステップ①②で転職の方向性がある程度定まったのであれば、次なるステップは企業研究や求人チェックなどの情報収集です。
求人は転職サイトや転職エージェント、転職イベントや知人の紹介とさまざまな経路で集めることができます。
1つの方法に絞るのではなく、広い視点から情報収集し、その中でご自身の転職の目的や自分にマッチしそうな求人を絞り込んでみましょう。
そこから、志望業界の動向や企業情報、競合との比較を踏まえて企業研究を行います。

【ステップ④応募書類の作成】
応募する求人が確定したら、履歴書や職務経歴書を作成して応募していきます。
現在募集を出している企業でも予定の採用人数に到達すると、唐突に採用活動が終わってしまうこともあります。
そのため志望度の高い企業から優先的に応募していき、応募するか迷っている企業も積極的に応募することがおすすめです。