転職活動で重視するポイントは?求人で重視する項目

転職活動で重視するポイントは?求人で重視する項目

転職活動で重視するポイントは?求人で重視する項目

転職活動をしている時、皆さんはどの項目を重視しているでしょうか?
「給与・給料を重視している」
「通勤の負担が大きいので、通勤時間が短い職場が良い」
「前職で上司からパワハラを受けていたので、落ち着いた雰囲気の職場が良い」
「プライベートの時間を確保したいので、残業時間や有給休暇が取得しやすいかどうかが気になる」
求人情報を見ている中でも、いろいろ気になる項目があると思います。

今回は転職活動・仕事探しの時にどういう項目を重視しているのか、インターネット調査/SNSで行ったアンケート調査を行った結果をお伝えします。

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転職アンケート調査内容

転職アンケート調査内容

(1)転職した理由/転職したい理由は?
(2)求人で重視する項目は?(メイン項目)
(3)求人で重視する項目は?(サブ項目)
(4)求人を選ぶ際に欲しい情報・項目は?
(5)給与で重視する点は?
(6)許容できる1か月の残業時間は?

※調査方法
【対象者】
・エリア:全国
・年齢:20代・30代を中心に、10代~60代の各世代
・調査方法:インターネット調査(SNS等を活用したアンケート調査)
・実施期間:2021年12月
・有効回答数:約500件

よくある質問

転職した理由/転職したい理由は?
【給与・給料が低い:40.9%】
仕事内容に不満がある:14.5%
【職場の人間関係:28.2%】
残業が多い/休みにくい:16.4%

一番割合が高かったのは「給与・給料が低い」という項目。これは「自分の評価が低いことへの不満」もあるでしょうし、「ライフスタイルの変化に伴い、より高い給与の職種にチャレンジする場合」もあるでしょう。
2番目に高かったのは職場の人間関係。転職理由としては「実際はもっと多いのでは?」と思える定番の項目です。
※アンケート調査が「複数回答無し(1つだけ選択する形式)」だった事も影響しているかもしれません。

採用担当者であれば、求人募集の内容を考える際に「給与情報を詳しく書く」「職場の雰囲気」に触れておくのが良いでしょう。
求職者が求める情報・納得できる情報がなければ、なかなか応募してもらえないので注意が必要です。

給与の事であれば「スタート金額は低いが、昇給率が良い(事例を載せる)」等の具体例を。
職場の雰囲気であれば「静かで落ち着いた雰囲気の職場or賑やかな職場」「気軽に質問しやすい環境かどうか」という点に触れておく事が求められます。
求人で重視するポイント・項目は?(メイン項目)
【給与・給料:62.5%】
詳細な仕事内容:10%
職場の雰囲気:13.8%
勤務地/通勤時間:13.8%

飛び抜けて高かったのは「給与」。生活の為に働くのですから、当然と言えば当然です。
先程の「転職したい理由」と合わせて考えると、評価への不満が転職する動機になっている可能性が高そうです。

他の3つは似たような割合ですが、それぞれ重要度の高い項目。
通勤時間は負担に直結するので、転職活動において勤務地は重要でしょう。企業側としては変えられない部分なので、アクセス方法等を詳細に書いておく事が求められます。

「仕事内容」については一番不安を感じる要素でしょうから、できるだけ丁寧に記載されているものが望ましいですね。
求職者にとっては「実際に取り組む事になる仕事」や「大体の1日のスケジュール」がわかると、より具体的にイメージできるようになります。
求人で重視するポイント・項目は?(サブ項目)
【有給休暇を取得しやすいか:46.2%】
【福利厚生が充実しているか:38.5%】
テレワーク・リモートワークが可能か:7.7%
丁寧な研修・教育体制があるか:7.7%

テレワーク・リモートワークについては、緊急事態宣言中かどうかで結果が変わるのではないでしょうか。
研修・教育体制については割合が低く、それよりも有給休暇や福利厚生を重視する結果が出ています。
近年はプライベートの時間を確保できるかどうかを判断基準にする方が増えていると言われていますが、それを証明する結果です。

福利厚生については企業によって差が出る部分です。
充実した福利厚生があるなら、求人情報に記載しておく事で求職者・採用企業の双方にとってプラスになりそうです。
求人を選ぶ際に欲しい情報・項目は?
【向いている人/向いていない人の解説:33.3%】
【具体的な仕事内容/メインの仕事や1日のスケジュール:33.3%】
採用企業が求める人物像:8.3%
職場の雰囲気:25%(例:静かな職場、賑やかな職場、等)

この4つは求職者にとっても企業にとっても、重要度が高い項目ではないでしょうか。
採用企業側にとっては「ミスマッチを防ぐ」効果がありますし、求職者にとっては「入社したらイメージと違っていた」場合は短い期間での退職に繋がる可能性があります。

これは私自身が体験したことですが、「未経験の人材を探していた」場面で求人情報の内容に「向いている人/向いていない人」をハッキリ書いておきました。
Webマーケティング関連の求人は増えてきたとは言っても、「事務」「営業」などの職種と比べて確立されていない部分があります。
「未経験者では無理なんじゃ・・・」と思う方もいたと思いますが、「向いている人/向いていない人」や「具体的な仕事内容」を詳しく書いておくことで、不安を払拭する事に繋がりました。

※求職者目線で考えれば、「未経験歓迎」にも理由があると良いでしょう。
「応募者がいないから、人が集まらないから未経験者歓迎にしている」のか、「人材育成の観点から、他の会社で経験があるよりは完全に未経験な状態の人材が欲しい」では大きく印象が変わります。
「〇〇歓迎」というような記載がある求人は多数見かけますが、なぜ「〇〇を歓迎しているのか」、その理由について書いてある求人は少ないように感じます。

そういった点を考慮することで、仕事を探す方が安心して応募できるようになりますし、企業側もミスマッチ採用が減るでしょう。
給与で重視するポイントは?
上限(例:インセンティブ重視):5.2%
【下限(例:スタート時にもらえる給与額を重視):40.6%】
ボーナスの有無:35.4%
昇給実績:18.8%

先程の調査結果から「給与を重視」している方が多いのは明白で、応募者にとっても採用企業にとっても重要な項目です。
アンケート調査結果から判断すると、転職を希望する方は「給与の下限を重視している」という結果が出ており、「最低いくら貰えるのか」という点がポイントになってくるでしょう。
※「最高いくら貰えるのか」よりも「最低いくら貰えるのか」を重視する傾向

転職希望者にとっては給与額は当然重視します。
採用企業側も簡単に給与の初期値を上げる事はできないでしょうから、その場合は「昇給実績」や「1年後・2年後・3年後の実例」を載せて、イメージしやすいようにする事が求められます。
※また、福利厚生や各種手当などで1万/2万とプラスになる場合もあるでしょう。そういった制度がある企業であれば具体例を書いておくことで、より正確に求職者が求める情報を伝えることができます。
許容できる1か月の残業時間は?
【10時間以内:53.1%】
20時間:15.6%
30時間:12.5%
40時間:18.8%

当然と言えば当然ですが、残業は少ない方が良いので「10時間以内」と一番短い項目を選ぶ方が多かったです。
月20日勤務と仮定して、1日約30分。現代は「残業代で稼ぐ」よりも「プライベートの時間を確保したい」という要望が強いのでしょう。
そう考えると、求人情報の中には「残業時間の平均時間」は書いてあった方が良いでしょう。