電気工事士は国家資格！転職や求人応募に役立つ資格で試験内容や難易度を解説

電気工事士は、電気設備の工事や取扱の際に必要な国家資格であり、第一種電気工事士と、第二種電気工事士があります。
電気工事士と関連して、電気工作物という言葉があります。
電気工作物とは、電気を供給するための発電所や変電所、送配電線路、その他工場やビル、住宅等の受電設備、屋内配線、電気使用設備などの総称のことです。
先ほど触れたように、電気工事士は国家資格で所持していると価値があり、転職にかなり有利となります。

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第一種電気工事士と第二種電気工事士の違いとして、「免許取得条件」や「工事可能な作業範囲」「資格の有効期限」が挙げられます。
まず、免許取得条件ですが、電気工事士試験は第二種よりも第一種の方が免許取得条件、難易度が高いです。
第二種は学生やキャリアアップを目指す人などさまざまな人が受験しますが、第一種は基本的に電気工事士の仕事をする方の受験がほとんどです。
また、工事可能な作業範囲も異なります。
第一種の場合、自家用電気工作物のうち、最大電力500キロワット未満の需要設備の電気工事、 一般用電気工作物等の電気工事に限定されます。
一方で第二種の場合には、ビルや工場、病院、店舗、事務所、一般住宅事など、600ボルト以下で受電する場所の配線、電気使用設備等の一般用電気工作物等の電気工事の作業を行えます。
そして、第一種は５年ごとに更新しなければなりませんが、第二種には有効期限がありません。
第一種は5年ごとに講習の受講と更新手続きが必要なため、可能な限り第二種を取得できると良いでしょう。

電気工事士試験の概要について解説します。

【第一種電気工事士】
第一種電気工事士は、学科試験と技能試験があります。
学科試験は四択のマークシート方式で、学科試験は140分、技能試験は60分です。
第一種は年1回だけの実施となっているため、注意しましょう。
受験資格はなく、どなたでも受験することができます。

【第二種電気工事士】
第一種電気工事士と同様に、第二種電気工事士にも学科試験と技能試験があります。
こちらも四択のマークシート方式ですが、学科試験は120分、技能試験は40分です。
第二種は前期と後期の年2回の受験が可能です。
受験資格はなく、どなたでも受験することができます。